HORIZON

25.2.6 - 25.3.9

“Grace in Ruin” (崩壊の中の優雅さ)

Display of Artworks and Jewellery


HORIZON

2024年8月ローンチ

HORIZONは、地平線の先にある未知の世界への挑戦と、その先に広がる可能性を象徴するジュエリーブランド。人生の旅路に寄り添い、冒険の記憶とともに受け継がれる存在を目指します。

[CONCEPT] 金属と宝石は時間を超えて残り続ける。HORIZONのジュエリーは、単なる装飾品ではなく、持ち主の人生を共に歩み、記憶を刻みながら未来へと受け継がれていくもの。デザインはシンプルでありながら、時を超えて使い続けられる美しさを追求しています。

[MATERIAL&QUALITY] HORIZONのジュエリーは、主にSILVER925を使用し、ゴールドアイテムはSILVER925にゴールドコーティングを施したものが中心。オーダーであればK18YGやプラチナなど、様々な素材で制作可能。永く愛用できるデザインと耐久性を兼ね備え、カジュアルにもフォーマルにも馴染むアイテムを展開しています。

[GRILLZ] 2025年1月GRILLZ(グリルズ)の取り扱いも開始。HORIZONの美学を取り入れたカスタムGRILLZは、オーダーメイドで一点ずつ製作。独自のスタイルを持つ人々のアイデンティティを表現するジュエリーとして、新たな領域を開拓しています。

[PRICE RANGE] ¥7,000〜¥72,000と、日常使いからアートピースまで幅広いラインナップ。

オンライン販売を中心に、限定イベントやポップアップでの展示販売も実施。2024年8月には、東京・渋谷でローンチイベントを開催し、ブランドの世界観を体験できる場を提供。

HORIZONのジュエリーは、人生という旅を共にし、記憶とともに生き続ける。どこまでも続く地平線のように、その可能性は無限です。

Exhibition Concept

“Grace in Ruin” (崩壊の中の優雅さ)

挑戦や変化の過程には、不安定さや退廃的な側面が伴うことがある。確立された形が崩れ、秩序が乱れる瞬間は、一見すると不完全で不安を感じさせるかもしれない。しかし、その過程こそが新たな価値を生み出す契機となり、そこには形を失いながらも生まれ変わる美しさがある。

古代ローマ、エジプト、ギリシャ、マヤといった文明は、かつての姿を失っても、その思想や美の概念は形を変えながら現代に生き続けている。崩れた遺跡もまた、歴史を超えて影響を与え続ける。HORIZONのオブジェも、溶け落ち、変容の最中にある姿を通して、「変化しながら続くものの美しさ」を表現する。

現代社会は、テクノロジーの進化やSNSの拡がりによって、絶えず新しい価値観が生まれる時代。変化のスピードに戸惑い、挑戦を億劫に感じることもあるかもしれない。しかし、歴史を振り返れば、文化も文明も人も、変化しながら生き続けてきた。

残るものの美しさと、変化するものの美しさ。どちらも等しく価値があると考える。挑戦し続けること自体がすでに美しい行為なのかもしれない。

“Even in ruin, there is grace. Even in change, there is beauty.” (崩壊の中にも優雅さがあり、変化の中にも美がある。)

作品① MOLTEN かつて確固たる形を持っていたものが、溶け、形を失いつつある。しかし、それは消滅ではなく、変容の途中にあるだけ。形が変わることは、存在が終わることではない。

作品②RELIC 柱は、過去の文明の象徴であり、現代へとつながる架け橋。その柱は完全ではなく、溶け落ちたり、傾いたり、形を変え続けている。文化は静止しない。変化こそが、その永続性の証明であるのではないか。

作品③ GRASP 滑り落ちる金属を掴もうとする手は、「永遠を求める人間の本能」と「変化する運命」の狭間にある。けれど、完全に掴むことはできなくても、その行為そのものに意味があるのかもしれない。掴むのではなく、共に変化し続けること。何かを掴もうとする行為は美しい。

作品④ SPIKE 棘を持つ金属の手は、破壊と創造の両義性を示す。人類は、歴史の中で何度も衝突し、破壊を経て新たな価値を生み出してきた。その過程には痛みが伴うが、そこからこそ新しい美と可能性が生まれる。破壊の先にこそ、次の創造があるのではないか。